大好きなクレマチスとかわいい猫たち、趣味の写真がメインの徒然日記です^^

  ボクもう動けないよ…

■■■ みんたん闘病記 その6<回想> ■■■

抗真菌剤は、けっこうな大きさの楕円形の錠剤で
その時のみんたんの体重だと1日あたりその錠剤の2/3の量が必要でした。
1/3に割った(それでもけっこうな大きさの)錠剤を
一度に2錠飲ませなければいけなかったのですが
先生が少しでも飲みやすい様にと、両端の丸いところばかりを選んで
渡してくれました。

体力も抵抗力も落ちているのでこの上他の細菌に感染しない様に抗生剤と
食欲が少しでも出る様に食欲増進剤も続ける事にしたので
亡くなる前日の夜まで朝晩2錠ずつお薬を飲ませ続けていましたが
たぶん最後の1週間はほぼご飯は食べておらず
そのうちお水を自分で飲む事も出来なくなってしまいました。

飲みたくなったらいつでもお水を飲める様にと
酸素室の片隅に小皿に入れたお水を入れてあったのですが
亡くなる当日の朝、みんたんが身じろぎをした拍子に
小皿のお水をこぼしてしまったらしくバスタオルが濡れてしまったので
みんたんをそっと抱き上げ綺麗なバスタオルに交換してあげました。

そしてみんたんを酸素室に戻した直後の事でした…
大量に失禁し、呼吸困難の状態になってしまったのです。

慌てて酸素濃縮器の濃度を最高レベルまで上げ
直接チューブをみんたんの口元にあてがったところ
しばらくして少し呼吸は落ち着いたのですが
もう体に力が入らないらしく酸素室の床に横たわったままとなり
浅い呼吸を繰り返しているだけで頭を上げる力も残っていない様でした…



この後はみんたんの最後の様子なので
辛いと思われる方は無理に読まないで下さいね…






その後も何度も呼吸困難を繰り返し
ついに8月15日の16:30頃、みんたんの呼吸は止まってしまいました。
最後の瞬間は目を見開いてとても苦しそうにしていました。
窒息死なんですから、苦しいに決まってますよね…
もうこれ以上は無理だと悟った私はみんたんを胸に抱いて
「大好きだよ」「いい仔だったね」「良く頑張ったね」「ありがとうね」
ありったけの言葉を掛け続けました。
果たしてまだ意識はあったのか、みんたんに届いたのかどうか
解りませんが…

みんたんの躰が抜け殻になってしまった後も
ずいぶん長い間抱っこしていたと思います。
前日の金曜日も翌日の日曜日も仕事だったのですが
もし仕事で留守にしている間に逝ってしまったらきっと私が悲しむと思って
お休みで一緒に居られる時を選んで見送らせてくれたのだと思います…

暫くそのままみんたんの亡骸を抱いていましたが
最後に綺麗に整えてあげなくてはと思って私の体から離そうとした時
着ていたTシャツの胸のあたりの布地をみんたんが噛んでいて
すぐに離す事ができませんでした。
苦しくて最後に歯を食いしばったのでしょうか…







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Author : shimeji
猫とクレマチスを愛するワーキング主婦。 東京湾岸・運河沿いのマンションに夫と猫と共に生息。四半世紀ぶりに再開した弓道の稽古にいそしんでいます^^
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しめたん★長女★サビ

1999年5月、当時の職場近くの路上で弱っているところを保護(推定生後1ヶ月)。我が家のファーストキャットとなりました。本当はもっと甘えたいのに素直になれないツンデレ・クールなしめたんです。2012年に乳腺腫瘍摘出手術を受けました。2016年に再発し再手術。

★2017.10.18 乳腺腫瘍の再発&老衰でお星さまに… 自宅で穏やかな余生を送り、亡くなる当日まで自分でおトイレに行く誇り高きにゃんこでした。

 


みんたん★長男★茶トラ

2001年5月、自宅マンション敷地内で保護(推定生後1週間)。シリンジで3時間毎にミルクを与え、排泄をさせて育てました。優しくて甘えん坊、茶トラらしい天真爛漫な男の子です。

★2015.8.15 肺疾患(確定診断は受けていません)による呼吸不全でお星様に… 辛い治療とQOLについて深く考えさせられました。

 


くろたん★次女★黒猫

2004年11月、外猫ボランティアさんより里親として引き取る(推定1歳半)。FIV陽性で慢性の口内炎を患っていますが、獣医さんと協力して発症しない様に精一杯ケアしています。とっても優しくて甘えん坊。カナリアの様な可愛い声で鳴きます。

★2011.8.18 「急性動脈血栓塞栓症」でお星様に… 今でも大切な家族です。

 


小雪★三女★白猫

2009年6月、自宅近くのホームセンター駐車場で保護(推定5ヶ月)。先天性の重度の難聴と思われますが、日常生活にはまったく問題無く毎日元気に走り回っています。真っ白な体に青い瞳でとても美しい猫ですが、女の子とは思えない暴れん坊将軍w

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